6月17日(土) Sprite Studioハンズオンセミナー開催のご報告
6月17日(土)、ゲームグラフィック科では「Sprite Studio(スプライトスタジオ)」のセミナーが開催されました。
Sprite Studioは業界で広く使用されている2Dに特化したアニメーションツールです。
旧来、ゲーム開発はドット絵を一コマずつ描いていく、パラパラ漫画の手法でアニメーションを行っていました。
しかし、昨今では画面が高解像化し、キャラクターなどの画像も細かく、この手法が難しくなりました。
そこで生まれたのが、基となる画像をパーツに分け、回転や移動・拡大縮小などをパーツ事に指定するアニメーション手法です。
今回のセミナーを例にすると、人型のキャラクターがいて、そのキャラクターを関節ごとにパーツ分けします。
腕を振るアニメーションなら、肩から肘にかかったパーツを、肩の付け根を中心に回転させます。
このときSprite Studioでは肘から先のパーツも一緒にくっついて移動してくれるので、効率的にアニメーションを作ることができます。
セミナーでは特別に、このツールのメーカーである、株式会社ウェブテクノロジより「大野正樹」様にお越しいただき、直接レクチャーをしていただきました。
セミナーは大野様のご経験やゲーム業界におけるグラフィックの時代によっての変化についての説明から始まりました。
そして、実際にソフトを使用しながら、人型のキャラクター(犬ですが…)にアニメーションを付け、参加した学生全員が、歩くアニメーションを作り終えることができました。
また、大野様からはSprite Studioを使用してゲームエフェクトを作成する方法も紹介いただき、最後はゲーム業界に就職する際のアドバイスまでいただきました。
Sprite Studioはプロからも支持されているツールですが、小規模のゲーム開発なら無償で使用することが出来るという点も魅力です♪
興味を持たれた方は、ぜひホームページを見てみてください!
WiZのゲームグラフィック科では、画力を向上させるための勉強は勿論ですが、実践的なツールを活用する技術の習得をし、「ゲームを作る」ことが最大の特徴です。
今回参加したのは1年生ですが、これを活かして即戦力となる人材に育ってくれればと思います。
大野様、本当にありがとうございました。